#18 CASE
CASE
こちらも最近良く耳にしたり目にする単語ですね
- C・・・connected
- A・・・autonomous
- S・・・shared & services
- E・・・electric
この4つの単語の頭文字を取った造語で、2016年のパリモーターショーにてダイムラーAG・CEOでメルセデスベンツの会長を務めるディエター・チェッチェ氏が発表した中長期戦略の中で用いたのが始まりのようです。
変革の時代を迎えている自動車産業の動向を象徴するキーワードであり、ハード面における自動車の物理的変化とともに異業種を交えたモビリティサービスの重要性を示唆するものとなっています。
この4つのテーマの最適な組み合わせを実現することで、ダイムラーなどは従来の自動車メーカーからモビリティサービスのプロバイダーへの変身を目指すこととしています。
また、「従来のクルマをつくる会社からモビリティ・カンパニーにモデルチェンジする」ことを宣言したトヨタ自動車も、CASEを意識した事業展開を図っていく構えで、ソフトバンクとの共同出資会社「MONET Technologies(モネ テクノロジーズ)」の設立記者会見の席で、豊田章男社長は「100年に一度の大変革の時代を向けているが、その変化を起こしているのはCASE」と話し、「コネクテッド、自動化、シェアリング、電動化といった技術革新によってクルマの概念が大きく変わり、競争の相手も競争のルールも大きく変化している。これからのクルマは、あらゆるサービスとつながることによって社会システムの一部になる」との考えを示しています。
これからの自動車産業に注目です。